ケアタウン光の森が取り組む「先進的介護」と「働きやすい職場づくり」

ケアタウン光の森では、入居者様の安心と安全を最優先に考え、ICT(情報通信技術)をはじめとする介護テクノロジーを積極的に導入し活用しています。

「先進的介護」を導入し、質の高い介護サービスを提供するとともに、職員の介護負担を軽減し、「働きやすい職場づくり」を目指しています。

1. 介護支援ロボット「aams(アアムス)」の全床導入

居室内の入居者様の心拍、呼吸、体動、離着床、睡眠の状態などを離れた場所からリアルタイムで把握できる介護支援ロボット「aams(アアムス):見守り支援システム」を導入しています。

aamsを導入することで、以下のメリットが生まれています。

①個別ケアの充実…入居者様一人ひとりの睡眠状態(浅い眠り・深い眠りの状態)を把握し、それぞれの生活時間やリズムに合わせたきめ細やかなケアを提供できるようになりました。
②迅速かつ効率的な対応…専用モニターと全職員が持つiPhoneで居室内の入居者の状況を把握できるため、適切なタイミングで訪室やケアへの駆け付けが迅速かつ効率的に行えます。
③転倒転落事故の低減…入居者様の睡眠・覚醒・起き上がり・離床の状況をiPhoneから遠隔で把握できるため、転倒転落事故のリスクを低減することにつながっています。
④入居者様の快適な生活と職員の負担軽減の両立…入居者様の快適で安全な生活を確保しながら、同時に職員の介護負担も大きく軽減できるようになりました。

2. 全職員が、iPhoneを携帯しインカムシステムを使用

全職員がiPhoneをインカムとして活用することで、リアルタイムでの通話が可能になりました。

インカムの導入により、以下のような効果が得られています。

①スムーズな連携…「〇〇さん、どこにいますか?」といった所在確認の手間が省け、必要な情報共有や相談が速やかに行えるようになりました。
②迅速な現場対応… 情報の一斉共有により、現場へのスムーズな駆け付けが可能となり、緊急時などにも迅速に対応できます。
③業務効率の向上… リアルタイムの情報共有により、集合ミーティングが不要になるなど、情報共有の手間や移動時間が大幅に改善されました。

★令和7年度より(業務用)iPhoneを用いリモート動画研修(e-ラーニング)を導入し「法定研修」「職能・階層研修」を「時間外」集合研修から「時間内」個別・階層研修に移行させました。

3. 電子ケアカルテ・システムの導入

『電子ケアカルテ・システム』を導入し、ケア記録の効率化と職員間のスムーズな情報共有に取り組んでいます。

電子ケアカルテと連携し情報共有可能な『iPad/タブレット・システム』を導入。非接触式体温計、血圧計、パルスオキシメーターで測定した記録が即座にiPad/タブレットと電子ケアカルテに自動入力されるため、より正確で迅速な記録が可能になりました。

 

4.電動リフト付シャワーキャリー等の導入

安全で快適な入浴は、ご入居者様にとって何よりも大切なことです。しかし、入浴ケアは職員にとって介護負担が大きく、浴室での滑りやすさなど危険も伴います。ケアタウン光の森では、電動リフト付きシャワーキャリーをユニット毎に合計3台導入し活用しています。これにより、ご入居者様が、より安全に、そして心ゆくまでリラックスして入浴できると大変好評です。職員の介助も格段に楽になり、安全性が向上したことで、職員の心身の負担も大きく軽減されています。

 《電動リフト付シャワーキャリーと特殊浴槽》

寝たまま入浴できる介護浴槽

《特殊浴槽》

ケアタウン光の森は、これからもICT等の介護テクノロジーを積極的に活用し、「先進的介護」や「科学的介護」を推進することで、入居者様により良い質の高いサービスを提供できるよう努めてまいります。

★『令和6年度 熊本県介護職員勤務環境改善支援事業/介護テクノロジー・パッケージ型導入支援事業』を活用し、見守り支援型介護ロボットaams(アアムス)とiPhoneを活用したインカムを導入しました。

★令和7年6月25日(火)、KKT熊本県民テレビ「news every.くまもと」にて、ケアタウン光の森の取り組みが放送されました。番組では、介護テクノロジーの導入によってご入居者の暮らしがより快適になり、職員のケアの質が向上している様子が紹介されました。。

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